寒さと腰痛の関係についてご説明します。

寒冷は腰痛に様々な影響を及ぼします。主な理由は以下のようなことが考えられます。

  1. 筋肉の収縮: 寒冷によって筋肉が収縮し、筋肉の硬直や痛みを引き起こす可能性があります。とくに腰の筋肉が硬直すると、可動域が低下し、腰痛につながります。
  2. 関節可動域の低下: 関節軟骨が冷えることで関節の可動性が悪くなり、腰の可動域が低下します。これにより関節への負担が高まり、腰痛が悪化する可能性があります。
  3. 血流の低下: 寒冷による血管収縮で腰部の血流が低下すると、筋肉への栄養供給が不足し、疲労しやすくなります。
  4. 神経伝導速度の低下: 寒冷によって神経伝導速度が遅くなると、痛覚や触覚の鈍麻が生じ、腰の痛みが感じづらくなる可能性があります。

これらの要因によって、寒冷環境下では腰の筋肉や関節に負担がかかりやすく、腰痛が引き起こされたり、既存の腰痛が悪化したりする可能性があります。

適切な保温対策や運動、温熱療法などで、寒さによる腰痛の悪化を予防することが大切です。症状が強い場合は医師に相談しましょう。